(映画)ゴーン・ベイビー・ゴーン [映画]

今日はTSUTAYAでゴーン・ベイビー・ゴーンを借りました。




ベン・アフレック初監督作品で、モーガン・フリーマン、エド・ハリス、ミシェル・モナハンという豪華俳優が脇を固めたキャストですが、日本では未公開だったんですね。

主役はエンドロールで気付いたのですが、ケイシー・アフレックという、ベン・アフレックの弟なんですね。
監督がベン・アフレックな事は知っていたので、見ながら「演技が似てるなー」なんて思ってましたが、遺伝子レベルで似ていたわけでした。

舞台はボストンの下町で、いわゆるスラム部です。
アメリカは、どの都市も一本道を逸れるといきなり貧困街が目の前に飛び込んできたりしますが、学術都市ボストンでも然りで、スラムの風景や暮らす人々が非常にリアルに感じました。

私立探偵である主人公が失踪した4歳の少女の捜索依頼を受ける所から始まります。捜査を進めるにつれ、事件の裏に隠れていた様々な真実が明るみになっていく訳ですが。。

原作は「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘインですが、現代のアメリカ社会が抱える病理をテーマに散りばめており、見る側に答えの出ない問いを投げかけます。見終わった後で、やり切れない思いにさせられました。

主人公は映画のラストに、ある選択を迫られます。それこそがこの映画が投げる問いかけなわけですが、その選択肢は物事の見方によっては何れも正解なんですね。
主人公は自分の信念に従った結果、愛する人を失う事になります。

人間生きていると、大小あれどこうした選択に出くわす事があります。自分はそれが正しいと信じていて、世間的にも正解に見える選択が思わぬ人を傷つけてしまい、それが自分に跳ね返って来たりですね。

パンダはこういう選択でよく答を誤ります(汗)

「ゴーン・ベイビー・ゴーン」というのは、ストーリーの途中でギャングのチーズが失踪した少女の事を言った一言ですが、思えばラストの主人公の心情を表した言葉なのかもしれませんね。




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てくてく

ご訪問、ありがとうございました。
日本未公開なのが不思議、見ごたえのある作品でした。
by てくてく (2008-12-28 02:10) 

pandahead

てくてくさん、nice!ありがとうございます!
私は法の二面性について考えさせられました。
たまにこういう映画を見て、悶々と思いを巡らせるのはいい事ですね。
by pandahead (2008-12-28 18:01) 

クリス

ただ、パトリックが信念を曲げ彼女もずっと側にしたとしても、以前のような心からの絆は築けなかったでしょうね。1人になって込み上げるような寂しさをパトリックに感じ、胸が痛かったですが。
私からもトラバさせて頂きますね。
by クリス (2008-12-29 00:01) 

hash

こんばんは。
「ミスティック・リバー」同様、やりきれない思いが残るラストでしたね。
>主人公の心情を表した言葉
なるほど、そうかもしれませんね。
by hash (2008-12-29 00:15) 

pandahead

> クリスさん
nice!ありがとうございます!

> hashさん
nice!ありがとうございます!
by pandahead (2008-12-29 08:19) 

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