KEF iQ3 自作スピーカースタンド

以前ご紹介したKEF iQ3の、自作スピーカースタンドの製作工程のご紹介です。



スピーカーをどけると、こんな形のスピーカースタンドになってます。


インシュレーターは100円玉を3つ置いてますw


さて、製作工程のご紹介と言っても、もう製作したのが随分前なので、実は製作中の画像がないのです。
下手クソな絵で恐縮ですが、工程を図解しましたので、ご興味がありましたら見ていただけると幸いです。

1．型紙を作る

まずは、模造紙の上にKEFを置いて、底面の形をペンでなぞります。
型が取れたら、線に沿ってハサミで切り取って、型紙の完成です。

2．MDF切り出し

次にMDFボードに1．で作った型紙で線を引き、ジグソーで切り出します。
ここでのポイントは、引いた線よりも少し余裕を持って切る事です。余った分は後で削ればいいだけですので。
パンダは厚さ19mmのMDFボードを使ったので、重量感を持たせる為に、2枚を貼り合わせています。
従い、この工程で切り出す部材は天板(左右4枚)＋底面(左右4枚)の計8枚になります。

3．MDF貼り合わせ

計8枚切り出したMDFを貼り合わせるわけですが、その前にそれぞれのペアの1枚に支柱をハメる為の穴を開けます。パンダは75×75mmの支柱を使いました。
穴を開けたら、木工ボンドを塗りたくって貼り合わせます。しばらく重しを乗せといて乾くまでほっときます。

4．カーブのスムージング

次に貼り合わせた天板と底面の側面をきれいにスムージングします。
ある程度まで、カンナで削って、サンダーもしくは紙やすりで滑らかにします。
合計4枚のパーツそれぞれに必要な作業なので、なるべくサンダーで楽する事をお勧めします。


パンダは少し削りが足りなかったので、よく見ると貼り合わせた線が見えます。でもキニシナイ。

5．支柱に鬼目ナット埋め込み

支柱に鬼目ナットを埋め込みます。パンダは一面で5個埋めました。
支柱1本の両端に対して5個ずつ埋めますので、計20個の鬼目ナットが必要です。

6．部材組立て

いよいよ、これまで作ったパーツを組み立てます。
といっても、支柱と天板と底面板を組み合わせて、ボルトを締めるだけです。


ここまで来たら、あとは塗装だけです。

7．塗装

あとは、お好きな塗料で色を塗って完成です。
パンダはホームセンターで売ってる、つやあり白の水性塗料を4回くらい塗りました。ブラシで塗ったので、塗付表面に多少線が残りますが質感が気に入っています。


底面↓

重量はMDFをそれぞれ2枚貼り合わせているので、結構な重さでガッチリしてます。以前KEFを木棚に置いてましたが、このスタンドの方が音の輪郭がしっかり見える気がします。

インシュレーターは100円玉を使ってますが、色々と試した結果、女性ボーカルがとてもクリアに聴こえるので、しばらくこのままです。

iQ3の後継モデルのiQ30も形状は変わりませんので、いつか買い替えてもそのまま使えそうです。

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タグ：スピーカー 自作 スピーカースタンド iQ3 KEF

コメント 4

良い出来栄えですね～。　　σ(‐∀‐`*)が作ったものより進化してると思います。　σ(‐∀‐`*)は板の間にコルクを挟みましたが、今となっては不必要だったと思います。　　このスピーカーの形に合ったスタンドって在りませんからピッタリサイズはイイっす！　愛着も湧きますしネｄ(‐∀‐)
by かにち (2009-01-03 20:13) 

> Chrisさん

nice!ありがとうございます！
by pandahead (2009-01-03 22:37) 

> かにちさん

> σ(‐∀‐`*)が作ったものより進化してると思います。
恐縮です。かにちさんの鏡面仕上げには全然及びません。
造形は結構がんばりましたが、その反動で塗装が手抜きになってしまいました・・・
自作で得られる満足感は代え難いものがありますよね。
またかにちさんの次の作品、期待しております。
by pandahead (2009-01-03 22:44) 

> 江戸うっどスキーさん

nice!ありがとうございます！
by pandahead (2009-01-05 08:23)