手組みホイールが出来るまで(1): はじめに [手組ホイール]
ロードバイクに乗り始めて早や3か月。
次は、ホイールを換えたいなぁ。
などと、ORBEA AQUAを買った時から思っていたので
ここ2か月くらいは、ずっとホイールをリサーチしてきました。
10万円を超える高価なホイールまで、とにかく沢山あります。
ホイールメーカーが完成品として販売する完組ホイール。これと対称的となるのが、部品をそれぞれ揃えて自分で組上げる手組ホイール。
この2つがある事くらいは、予備知識としてもっていたものの
手組ホイールはプロショップのエンジニアが、特殊な機材を用いて組上げるもの。
なんていう固定観念があったので、自分のホイールの選択肢としては有りませんでした。
なので、まぁ予算と今の車種のグレードを考えると、MAVIC AKSIUMや
FULCRUM RACING7といった、3万円前後の入門ホイールが妥当なとこかな。なんて思ってました。
そんな折、手組ホイールを自分で組んでいる方のブログに出会いました。
実に理路整然とホイールの組み方が説明してあり、読んでいるうちに自分にも
出来そうな気がしてきました。というかむしろ、
自分にはコレしかない!
などと、根拠もない思い込みが芽生え始めました。
確かに、ホイールはフレームと同様にライダーの体を支える、脚そのものです。
素人が自分で組むには、非常にリスクの高い部分かと思います。
とは言え、 ホイールなんて自転車に乗れば乗るほど次第にバランスを失っていくもの。
振れ取りの技術を身に付けるだけでも、役に立つのではないでしょうか。
もちろん、リスク対策は可能な限りの情報収集を行い、作業に臨みます。
実行を決心してからは、手組みに必要な機材、部品の選定から費用の見積もり
手組みの方法の情報収集に明け暮れ、いよいよ作業開始、と相成りました。
そんな訳で、「手組ホイールができるまで」と題して、連載記事にしようかと思います。
連載が途中で途切れた場合は、あー、失敗しちゃったのね。と思って下さい。
1.必要な工具
ホイールの手組みで最低限、必要な工具は以下のものです。
・ 振れ取り台
・ センターゲージ
・ ニップルレンチ
2.必要な部品
対して、クリンチャー手組ホイールで必要な部品は以下のものでしょうか。
・ ホイール
・ ハブ
・ スポーク
・ ニップル
・ リムテープあと勿論、チューブとタイヤも必要ですね。
この連載では以上の工具、部品のレビューに加え、作業風景もご紹介したいと思います。
次回はまず、工具のご紹介です。
・手組みホイールが出来るまで(2): 振れ取り台 MINOURA True-Pro2
・手組みホイールが出来るまで(3): ロードバイクの科学
・手組みホイールが出来るまで(4): リム MAVIC Open Pro
・手組みホイールが出来るまで(5): ハブ SHIMANO 105
・手組みホイールが出来るまで(6): スポーク DT Swiss Champion 1.8
・手組みホイールが出来るまで(7): テンションメーター PARKTOOL TM-1
・手組みホイールが出来るまで(8): 組み立て作業・前輪の仮組み
・手組みホイールが出来るまで(9): 組み立て作業・前輪の振れ取り
・手組みホイールが出来るまで(10): 組み立て作業・後輪&完成
・手組みホイールが出来るまで(11): 走行テスト
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