ORBEA ONIX にフレーム換装 (4): クランク＆ディレイラー取付：パンダヘッドのお気に入りライフ：So-net blog

ORBEA ONIX にフレーム換装 (4): クランク＆ディレイラー取付　[ORBEA ONIX] [編集]

前回のブレーキ取付に続き、残りのパーツを全て取り付けます。

まずはBBです。

BBにはグリスをたっぷり塗布します。
私は綿棒が均一に塗りやすいのでグリス塗付の時は使っています。

左右からBBを取り付けたら、
おなじみ、SHIMANO TL-FC36で締め上げます。

BB取り付け完了です。
このカーボンの滑らかな造型にBBがはまっている姿が、なんともメカっぽくて好きです。

それではBBにクランクをはめます。
もちろん、ここもグリスをたっぷりと塗付します。

反対側のクランクを取り付けて完了です。
クランクの詳しい取り付け方法は、こちらの記事をご覧ください。

続いてリアディレイラーを取り付けます。
ここはアーレンキーで締めるだけです。

IMG_0549.1.JPG

さて、今回詳しくお伝えしたいのは、フロントディレイラーの取り付けです。

カーボンフレームは局所的な圧縮に非常に弱いため、シートクランプ、バンド式の
フロントディレイラーなど、取り付けの際に必要以上のトルクを掛けると、最悪
フレームが破損してしまいます。

シートクランプに関しては、破損するのはシートポストに限られるのに対して
フロントディレイラーの場合、シートチューブに締め付ける為フレームそのものが
破損する事になり、致命的になります。

その為、今回フロントディレイラーの取り付けには細心の注意を払って行いました。

これがAQUAから取外したバンド式のフロントディレイラーFD-5700Bです。
このままONIXに流用する予定でしたが、ちょっと気になる部分が出てしまいました。

それは、FD-5700Bは↓の写真の通り、バンドの幅が非常に細いのです。
これでは、規定トルクで締めたとしても局所的にフレームに力がかかる事になります。

そこで見つけたのが、バンドの幅がなかなか広い、直付け用FD用のアダプタです。
TNIというメーカーのフロントメカバンドという製品になります。

SHIMANOのFD-5700Bと並べると、かなり幅が広い事がわかります。
これならシートチューブにかかる圧力を、分散できそうです。

という訳で、直付のフロントディレイラーFD-5700-Fを新たに購入しました。
　↓

この様にして、アーレンキーでメカバンドに直付フロントディレイラーを組付けます。
　↓

バンド＋直FDにした場合、パーツ数が増えるので、気になるのが重量増です。
(そこまで軽量を求めてる訳ではありませんが・・)

一応、バンド式 vs メカバンド＋直付FDで重量差を比べてみました。
まずバンド式のFD-5700-Bです。こちらは101gでした。

対してバンド＋直付けFD-5700-Fの場合は104gです。

思ったほどの重量増ではありませんでした。
これはTNIの製品がだいぶ肉薄に出来ており、軽量なパーツだからではないかと思います。

それではシートチューブにFDを取り付けますが、やはりカーボンパーツを
扱う上で、トルクレンチは必須のため事前に仕入れておきました。
grungeのコンパクトトルクレンチです。

トルクレンチというのは、ネジを締める時に、設定した以上の力で締める事が
無いよう、設定したトルクに達したときは「カッチン」と知らせてくれる工具です。
これによって締め過ぎは勿論、締め付け不足も防ぐ事が出来ます。

トルクレンチとしては、割とお買い得な製品で2〜24N/mのトルクをカバーしています。
このように柄のダイヤルを回して、トルクを調節します。
　↓

締める時は、規定の4N/mから始めるのではなく、2N/m→3N/m→4N/ｍと
徐々にトルクを上げながら、締めていきました。そうです。ビビりだからですｗ

こうして、無事にフロントディレイラーを規定のトルクでシートチューブに
取り付ける事が出来、一番の懸念材料だったFDの取り付けが無事に完了しました！

次回はいよいよ最後の作業、ワイヤリングです！

ORBEA ONIX にフレーム換装－目次－

このブログはにほんブログ村に参加しています。応援よろしくお願いします

2011-10-31 00:32 コメント(0) トラックバック(0)

トラックバックの受付は締め切りました