電動ULTEGRA Di2 取付 (9): バッテリー&配線インプレ [コンポーネント換装]

今回はULTEGRA Di2のバッテリーと配線にクローズアップします。 
 
IMG_1563.JPG 
 
Di2の真髄とも言える、電気系統について詳しく見てみましょう。

まずはバッテリーマウント。フレームにバッテリーを固定する為のパーツです。 
レールはアルミ製でしっかりした造りになっていて、割と重量感があります。
 
フレームのダウンチューブにある、ドリンクホルダーを固定するボルトに固定
するタイプのマウントです。 
 
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こちらがDi2の心臓、バッテリーです。
重量は71gと非常に軽いです。
 
カタログ上は1回の充電で700km走れるとの事です。
距離はどれほどの頻度で変速しているかによると思いますので、自分の場合は
どれくらい距離を走れるのか楽しみです。
それにしても、まさか自転車で燃費を測る事になるとは。。
 
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バッテリーの端子です。
 
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取り扱い説明書にはこんな事が書いてありました。
バッテリーの抜き差しが固くなってきたと感じた時は指定グリス(DURA-ACEグリス)を塗って下さい。 
こんなところでもDURA-ACEグリスが使えるんですね。 
 
IMG_1602.JPG 
 
 
バッテリーは、バッテリーマウントのレールにはめて
スライドさせる様に、マウントに装着します。 
 
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マウントに完全に装着された状態です。
レールに接合されていて、非常にガッチリ固定されています。 
更に、この状態になるとバッテリーは絶対外れないようになっています。 
 
IMG_1563.JPG
 
 
バッテリーをマウントから外すには、マウント側面のカバーを開け
隠れているスイッチを押す必要があります。 
 
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マウントの中にはフックがあり、これがバッテリーを噛んでいるので
スイッチを押さないと、バッテリーが外れないようになっています。 
 
IMG_1568.JPG 
 
 
バッテリーの充填機です。
一昔前の携帯電話の充電器の様なデザインです。
 
IMG_1571.JPG 
 
 
バッテリーを充電してみましょう。
フル充電は1.5時間とのこと。
 
IMG_1580.JPG 
 
 
配線に必要なパーツです。
これらの部品を使って、バッテリーとこれまでにご紹介したコンポーネントを繋ぎます。 
それでは、それぞれのパーツにクローズアップしていきます。 
 
IMG_1582.JPG 
 
 
こちらはフロント側ジャンクションと呼ばれるパーツです。 
黒いユニットから伸びている2本のケーブルは、左右のSTIレバーに接続します。 
 
IMG_1587.JPG 
 
 
このユニットにはボタンが1つだけ付いていて、バッテリー残量の表示と
リアディレーラーの調整をする事が出来ます。 
 
IMG_1588.JPG 
 
 
リア側ジャンクションです。
これはフレームのボトムブラケットの下に装着するパーツで、全ての配線
がこのユニットで中継されます。LANのハブの様なものです。 
 
IMG_1595.JPG 
 
 
ケーブル4本です。
一番左のケーブルは最も長いケーブルで、フロント側ジャンクションと
リア側ジャンクションを接続します。
 
真ん中の2番目に長いケーブルは、リア側ジャンクションとリアディレーラーを
接続します。 
 
右の2本のケーブルはそれぞれ、リア側ジャンクションとバッテリー、
リア側ジャンクションとフロントディレーラーを接続します。 
 
IMG_1593.JPG 
 
 
以上の部品で、Di2のパーツは全てです。
ただ、これだけではDi2のコンポーネントを結ぶ配線が剥き出しになって
しまいますので、それを保護するアイテムがキットには付属しています。
 
これはケーブルのカバーで、凹んでいる部分にケーブルを固定出来るようになっています。
ケーブルの左右は両面テープになっており、フレームにケーブルを固定する事が出来ます。 
 
IMG_1599.JPG 
 
こちらは短めのケーブルカバーです。
これらを使って、如何にケーブルを綺麗に配線する事が出来るかがDi2で
最も難しい作業になります。
 
IMG_1600.JPG 
 
 
次回はいよいよDi2最後の作業、配線です!
 



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コメント 2

こた

 こんにちは^^

 こうやって改めて記事を拝見しますと、何だか自転車の話とは思えませんネ。
 半分ぐらいはネットワーク工事の記事かと(笑)

 でもさすがSHIMANO
 細かいところにも、日本のメーカーらしい気遣いがあるようですネ。

 それにしても充電器にSHIMANOのロゴって、どうもしっくり来ないんですが(笑)
by こた (2011-11-20 10:03) 

pandahead

こたさん>

本当に見れば見るほど、細かい点が熟慮されていて面白いプロダクトだと思います。
あらゆるフレームに対応するように汎用的に出来ている点にも、メーカーの苦労が
垣間見えて、そのクラフトマンシップに惚れ惚れしてしまいます。
充電器だけはもうちょっと頑張って欲しかったですが・・w
by pandahead (2011-11-20 20:40) 

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