（映画）ダークナイト

言わずと知れたバットマンです。ブルーレイが出たので思い余って買ってしまいました。
なんと2枚組で本編152分＋メイキング＆おまけ213分の計365分(6時間)です。



実際見てみると、、、ヒース・レジャー演じるジョーカーが圧巻でした。
この人物を見ている時に感じる、胸やけするような不快感、胃がムカつく嫌悪感、悪魔のような存在感でした。
これから先どんな演技を見せてくれたかと思うと、とても残念です。

ストーリーの完成度の高さなどは巷でよく語られてますが、パンダが楽しかったのは映像体験です。
本作は、劇場映画では史上初となるIMAXカメラを使用しています。
IMAXカメラというのは、35ミリの10倍強のフィルムサイズを使用し、圧倒的な解像度を誇ります。これをIMAXシアターという8階建ての高さのスクリーンを持ち、急勾配に傾斜した座席のシアターで鑑賞する為、まるで映像の中にいる様な感覚を覚えるそうです。

パンダは自宅のプロジェクター(安物)で140インチ(ただの壁)に投射して鑑賞したわけですが、それでも冒頭のビル群を見下ろすシーンは凄まじい臨場感でした。
IMAX用カメラはフィルムサイズに比例して大きさ、重量も35ミリカメラと比べかなり大きく、これでアクションシーンを撮影する事は前代未聞だったそうです。

地下道のカーチェースシーンではIMAXカメラ4台で撮影を決行し、そのうち1台(30万ドル)をオシャカにしてました。
メイキングではこのあたりの裏話が充実していて、非常に楽しめました。

メイキングの中でも目を瞠ったのが、バットポッドです。
CMでバットマンが変なバイクで疾走するシーンがありますが、あのバイクも本物なんですね。

(バットポッド↓)
http://www.gizmodo.jp/2008/07/post_3944.html

この、普通のバイクと余りにかけ離れた造形の為、フレーム内に排気管を通しエンジンはホイール内に収めたとか。

これら映像体験の為に、IMAXを使用し、奇天烈なバイクを開発し、大型トレーラーをシカゴの金融街のど真ん中で前中させたノーラン監督。まさに彼の映画に対する執念の集大成と思いました。

映画の良し悪しは見る側の観点によりますが、バットマンというアメコミをモチーフにあれだけのテーマを詰め、あれだけの視覚効果を体験させてくれた本作。傑作だと思います。

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タグ：映画 DVD ブルーレイ ヒース・レジャー バットマン ダークナイト バットポッド IMAX

コメント 4

この映画、僕も傑作だと思いますが、そんなことより！
やはりブルーレイですよね！しかもメイキングが充実していて楽しそう！
買うか！ブルーレイ！！！
by ken (2008-12-21 01:49) 

> kenさん

niceありがとうございます！
プレーステーション3がお手頃ですね。
新規格へのアップデートもすぐ出ますし、DVDのアップコンバートもなかなかです。
by pandahead (2008-12-21 09:31) 

明けましておめでとうございます。
はじめまして。ＴＢありがとうございました。

pandaheadさんの記事を読むと、「ダークナイト」がどんなにすごい映画かが、よくわかります。あのヒース・レジャーの悪の権化が強烈でした。
また時々お邪魔させていただきます。これからもよろしくお願いします。
by coco030705 (2009-01-03 02:25) 

> coco030705さん

あけましておめでとうございます。nice!＆コメント&TBありがとうございます！
coco030705さんのレビューは鋭いご感想と画像が相まって、とても臨場感のあるレビューだと思います。今年もcoco030705さんの記事を楽しみにしています。
by pandahead (2009-01-03 08:43)