電動ULTEGRA Di2 取付 (11): ケーブル取り付け前編 [コンポーネント換装]
いよいよULTEGRA Di2、最後の取り付け作業、エレクトリックケーブルです。
かなり長い記事になってしまったので、前編、後編に分けてお届けします。
私は、ワイヤーが苦手です。
自転車の作業の中で一番時間がかかって、しかも放って置くとすぐ狂う。
Di2化すると、ブレーキワイヤーは残るとは言え、シフトワイヤーからは解放されます。
もっと楽になる。そんな風に思ってました。
でも実際Di2の方が大変でした・・・
まずはブレーキワイヤーから片付けてしまいます。
STIレバーからブレーキワイヤーを通していきます。
ULTEGRAのSTIレバーは若干、ブレーキワイヤーが引っかかる造りになっていて
通すのに、少しコツが要りました。
通すのに、少しコツが要りました。
アウターケーブルを通して、こんな状態です。
先にビニールテープで、アウターケーブルをハンドルに固定しました。
リアのケーブルはシフト受けの上に来るようにしました。
フレームに接触するので、TIOGAのケーブルガードも装着します。
フレームに接触するので、TIOGAのケーブルガードも装着します。
ハンドルをどちらに切っても、アウターケーブルに無理な力が
かからないように注意します。左はオッケー。
かからないように注意します。左はオッケー。
右もオッケーですね。
それではいよいよ、Di2のエレクトリックケーブルの配線です。
こちらはフロント側ジャンクションです。
これを左右のSTIケーブルに装着します。
ユニット部分はタイラップでアウターケーブルに固定する事が出来ます。
ケーブルが比較的真っ直ぐな位置が良いかと思い、フロントブレーキの
アウターケーブルに装着する事に決めました。
アウターケーブルに装着する事に決めました。
この様に、付属のタイラップを通して固定します。
タイラップの余った部分を切断すると、タイラップの接合部分を
ユニットに収納できる様になっています。細かい所まで本当に良く考えられています。
ユニットに収納できる様になっています。細かい所まで本当に良く考えられています。
それではジャンクションから伸びた2本のケーブルを、左右のSTIレバーに接続します。
接続するのはブラケットカバーに隠れたターミナルです。
ターミナルはこの様に手前に引っ張り出せる構造になっています。
ターミナルにケーブルを接続するのですが、ケーブルの着脱には付属の
専用工具を使います。
専用工具を使います。
接続する時は、ジャックを↓の写真の様に工具の先にはめて、工具をターミナル
に押しこむ事で接続します。
逆にケーブルを抜くには、工具の反対側のU字のフックを使って外します。
押しこんでいくと「カチッ」というクリック音がします。
この音がするまで確実に接続しないと、防水が保証されない事になります。
この音がするまで確実に接続しないと、防水が保証されない事になります。
接続できました。ターミナルを元に戻すと、この様にツライチな状態になります。
ケーブルはかなり余裕のある長さになっているので、普通に装着すると
かなり余ります。
かなり余ります。
こうした場合は、ハンドルにケーブルを巻きつける事で長さを調整します。
フロント側ジャンクションの装着完了です。
割とスッキリしてますでしょうか。
それでは、次はリア用ジャンクションを装着し、各コンポーネントを接続して
いくので、フレームを逆さにひっくり返します。ホイールも外しちゃいます。
いくので、フレームを逆さにひっくり返します。ホイールも外しちゃいます。
リア用ジャンクションを取り付ける為に、ワイヤーガイドを外します。
この部品外すのは初体験です。
この部品外すのは初体験です。
外したワイヤーガイドの代わりにリア用ジャンクションを装着します。
あまり強く締めるとネジ山をナメてしまうので、注意です。
リア用ジャンクション付きました。
このパーツに全てのケーブルを接続していきます。
まずはフロント用ジャンクションと、リア用ジャンクションを
一番長いケーブルで接続します。
まずはリア用ジャンクションに接続。
続いて反対側をフロント用ジャンクションに接続。
続いて他のパーツも接続していきます。
次はリアディレーラー。
続けてフロントディレーラー。
バッテリーは隙間が充分になかったので、工具の「外す」側のツールを
使って押しこみました。
使って押しこみました。
これで全てのDi2コンポーネントがケーブルを介して接続されました。
と言っても、ケーブルを繋いだだけなので、こんな状態です。
あとは、この剥き出しのケーブルをケーブルカバーで保護したら終わりです。
まずはフロント側から始めるので、フレームを元に戻します。
フロント用ジャンクションとリア用ジャンクションを結ぶケーブルを
ボトムチューブ下を這わせる訳ですが、ヘッドの右側を這わせるか
左側を這わせるかが、熟慮する必要があるポイントです。
左側を這わせるかが、熟慮する必要があるポイントです。
もし左側を通す場合、ハンドルを右に切ったときにケーブルが引っ張られるので
かなり余裕を持たせる必要があります。
結果、この様にだらーんとだらしない状態になってしまう事が判りました。。
↓
では逆にヘッドの右側を這わせた場合はどうでしょう。
こちらもハンドルを左に切った時にケーブルが引っ張られます。
充分な長さを持たせると、こんな状態・・・
↓
こりゃもう駄目です。。
フロントブレーキのアウターケーブルに装着したのが、そもそも失敗でした。
タイラップが勿体無いですが、しょうがないので切断します。orz
気を取り直して、リアブレーキのアウターケーブルにジャンクションを
装着しました。
おお。以外とスッキリしましたね。
最初からこうしておけば良かった・・
ヘッド周りのワイヤー、ケーブルの取り回しは、模範回答が無いので
なかなかバシッと決まらず、時間がかかりますね。。
なかなかバシッと決まらず、時間がかかりますね。。
次回はケーブルカバーを取り付けて、配線作業の締めくくりをします!
電動ULTEGRA Di2 取付 - 目次 -
・電動ULTEGRA Di2 取付 (1): はじめに
・電動ULTEGRA Di2 取付 (2): Di2コンポーネント一覧
・電動ULTEGRA Di2 取付 (3): STIレバー ST-6770インプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (4): STIレバー ST-6770取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (5): フロントディレーラー FD-6770-Fインプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (6): フロントディレーラー FD-6770-F取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (7): リアディレーラー RD-6770-SSインプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (8): リアディレーラー RD-6770-SS取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (9): バッテリー&配線インプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (10): バッテリー取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (11): ケーブル取り付け前編
・電動ULTEGRA Di2 取付 (12): ケーブル取り付け後編
・電動ULTEGRA Di2 取付 (13): 調整&Di2まとめ
・電動ULTEGRA Di2 取付 後日談(1): ケーブルカバーをホワイトに貼り直し
・電動ULTEGRA Di2 取付 (2): Di2コンポーネント一覧
・電動ULTEGRA Di2 取付 (3): STIレバー ST-6770インプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (4): STIレバー ST-6770取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (5): フロントディレーラー FD-6770-Fインプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (6): フロントディレーラー FD-6770-F取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (7): リアディレーラー RD-6770-SSインプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (8): リアディレーラー RD-6770-SS取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (9): バッテリー&配線インプレ
・電動ULTEGRA Di2 取付 (10): バッテリー取り付け
・電動ULTEGRA Di2 取付 (11): ケーブル取り付け前編
・電動ULTEGRA Di2 取付 (12): ケーブル取り付け後編
・電動ULTEGRA Di2 取付 (13): 調整&Di2まとめ
・電動ULTEGRA Di2 取付 後日談(1): ケーブルカバーをホワイトに貼り直し
2011-11-21 20:03
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